格安SIMを探している方には、HISモバイルが気になる存在ではないでしょうか。HISモバイルは、2017年のサービス開始以来、低価格を武器に着実にユーザー数を増やしてきました。2024年2月で7周年を迎えた今、その人気ぶりは衰える気配を見せていません。
本記事では、HISモバイルの料金プランや特徴を徹底的に解説します。他社との比較や、実際の通信速度のデータも交えながら、HISモバイルのメリットとデメリットを明らかにしていきます。格安SIMを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
HISモバイル「自由自在2.0プラン」新登場!進化した特徴とお得ポイントを解説
HISモバイルが新たに導入した「自由自在2.0プラン」は、従来のプランをさらに進化させ、ユーザーにとってより魅力的な料金体系を実現しました。主な変更点と特徴を詳しく見ていきましょう。
自由自在2.0プランの主な変更点
超低容量プランの新設:
- 新プラン:100MB以下の使用で280円
- 旧プラン:100MB以下の使用で290円
わずか10円の違いですが、極少量のデータ通信で十分な方や、予備回線としての利用を考えている方に最適です。
かけ放題オプションの拡充:
- 新プラン:6分かけ放題(+500円/月)
- 旧プラン:5分かけ放題(+500円/月)
1分延長されたことで、より多くの通話ニーズに対応できるようになりました。料金据え置きでサービス内容が向上している点が魅力的です。
データ容量の選択肢の変更:
- 新プラン:1GB、3GB、7GB、10GB、20GB、30GB
- 旧プラン:1GB、3GB、7GB、20GB、50GB
10GBと30GBのプランが新たに追加され、より細かなニーズに対応可能になりました。
大容量プランの料金体系:
- 新プラン:20GBで2,090円、30GBで2,970円(両方とも6分かけ放題付き)
- 旧プラン:20GBで1,980円、50GBで5,990円
新プランでは6分かけ放題が標準で付いているため、実質的な値下げと言えます。
新機能!7GBプラン以上で「AI料金コンシェルジュ」オプションが無料:
7GB以上のプランを選択すると、「AI料金コンシェルジュ」オプションが無料で利用可能になりました。このAIシステムは、ユーザーの使用パターンを分析し、最適な料金プランを提案します。
自由自在2.0プランのお得な8つの特徴
- 超低価格の100MB以下:月額280円という業界最安値級の料金設定で、ライトユーザーに最適
- 進化したかけ放題オプション:6分かけ放題に拡充され、より長い通話時間に対応
- 柔軟なデータ容量選択:1GBから30GBまで、より細かな選択が可能に
- 大容量プランでの通話サービス強化:20GB以上のプランで6分かけ放題が標準装備
- 中容量プランの競争力維持:7GBで990円という魅力的な価格を継続
- eSIM対応:物理的なSIMカードの交換なしで回線の切り替えが可能
- 全プランSMS付き:追加料金なしでSMSサービスの利用が可能
- AI支援による最適化:7GBプラン以上で無料の「AI料金コンシェルジュ」が最適なプランを提案
HISモバイルの自由自在2.0プランは、多様化するユーザーのニーズに応え、より柔軟で経済的な選択肢を提供しています。料金プランの見直しを検討中の方は、ぜひ一度自身の使用状況と照らし合わせて、最適なプランを探してみてはいかがでしょうか。
音声通話付き自由自在2.0プラン料金
データ容量 | 月額料金 | 特徴 |
---|---|---|
100MB | 280円 | 業界最安値のプラン |
1GB | 550円 | 100MB以下の使用で月額280円に自動割引 |
3GB | 770円 | 高コスパプラン |
7GB | 990円 | 1,000円以下で中容量 |
10GB | 1,340円 | 中容量でお得なプラン |
20GB | 2,090円 | 大容量でも手頃な価格 |
30GB | 2,970円 | 大容量を求めるヘビーユーザー向け |
これらの料金プランは、他社と比較しても非常に競争力のある価格設定となっています。特に、3GBや7GBのプランは、同等のデータ容量を提供する他社と比べて、かなりお得な料金で利用できます。
他社と徹底比較!自由自在2.0プランの料金の優位性をチェック
HISモバイルの料金の安さを、他社と比較してみましょう。2024年9月時点で、主要なMVNOやサブブランドの料金プランを見てみると、HISモバイルの優位性がはっきりと分かります。特に1GB~7GB程度の小容量~中容量プランにおいて、HISモバイルは随一の低価格を誇ります。1GBプランは日本通信に次いで2番目に安く、7GBプランに至っては最安値です。一方で、20GB以上の大容量プランでは、他社の方が安い場合もあります。使用するデータ量に応じて、賢くプランを選ぶことが大切だと言えるでしょう。
業界比較:HISモバイルvs他社MVNO・サブブランド2024年版(容量別)
プラン名 | 100MB | ~1GB | ~3GB | ~5GB | ~7GB | ~10GB | ~20GB | ~30GB | ~40GB | ~50GB | 無制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HISモバイル自由自在2.0 | 280円 | 550円*1 | 770円 | – | 990円 | 1,340円 | 2,090円*2 | 2,970円*2 | – | ‐ | – |
日本通信合理的シリーズ | – | 290円*3 | 730円*4 | – | 1,390円*5 | – | 2,390円*6 | – | – | – | – |
楽天モバイル | – | 1,078円 | 1,078円 | 2,178円 | 2,178円 | 2,178円 | 2,178円 | 3,278円 | – | 3,278円 | 3,278円*7 |
LINEMO | – | – | 990円 | – | – | – | 2,728円 | – | – | – | – |
IIJmio | – | – | – | 1,060円 550円*8 | – | 1,500円 1,060円*8 | 2,000円 1,560円*8 | 2,700円 1,600円*8 | 3,300円 2,200円*8 | 3,900円 2,800円*8 | – |
povo 2.0 | – | 390円*9 | 990円*10 | – | – | – | 2,700円*11 | – | – | – | 9,834円*12 |
Irumo | – | 550円 | – | – | – | 2,167円 | 2,827円 | – | – | – | – |
注釈:
- HISモバイル:*1 100MB未満の月は280円
- HISモバイル:*2 6分かけ放題込み
- 日本通信:*3 合理的シンプル290プラン(1GB使用しても290円)
- 日本通信:*4 合理的シンプル290プラン(3GB使用時)
- 日本通信:*5 合理的みんなのプラン(10GB、5分かけ放題または70分無料通話付き)
- 日本通信:*6 合理的30GBプラン(5分かけ放題または70分無料通話付き)
- 楽天モバイル:*7 パートナー回線エリアは最大1Mbpsで使い放題
- IIJmio:*8 3ヶ月間割引の料金
- povo2.0:*9 1GB/7日間
- povo2.0:*10 3GB/30日間
- povo2.0:*11 20GB/30日間
- povo2.0:*12 使い放題(7日間)12回分
自由自在2.0プランの10の魅力とメリット
- 小容量プランの低価格:
- 100MB未満の使用で月額280円という業界最安値級の料金設定があります。
- 1GBプランでも550円と、非常に競争力のある価格です。
- 中容量プランの競争力:
- 7GBプランが月額990円と、同容量帯で最も安価です。
- 新設の10GBプランも1,340円と魅力的な価格設定です。
- 柔軟なデータ容量選択:
- 100MB未満、1GB、3GB、7GB、10GB、20GB、30GBと、より幅広い選択肢を提供しています。
- データ追加の柔軟性:
- データ容量を使い切っても1GBあたり200円で追加できる点は変わらず。
- 通話料金の安さ:
- 国内通話料が9円/30秒と、大手キャリアの半額以下です。
- 高品質な通話:
- プレフィックス番号付与なしでVoLTE(HD+)対応の高音質通話が可能です。
- かけ放題オプションの拡充:
- 6分かけ放題(+500円/月)や完全かけ放題(+1,480円/月)のオプションがあり、通話ニーズに応じて選択できます。
- eSIM対応:
- eSIMに対応していることで、デュアルSIM使用やスムーズな回線切り替えが可能です。
- AI料金コンシェルジュ:
- 7GBプラン以上で「AI料金コンシェルジュ」オプションが無料で利用可能になり、最適なプラン選択をサポートします。
- 大容量プランの通話サービス強化:
- 20GB以上のプランで6分かけ放題が標準装備されており、データと通話を多く使うユーザーにも魅力的です。
HISモバイルの自由自在2.0プランは、多様なユーザーニーズに対応し、より柔軟で経済的なメリットを提供しています。
自由自在2.0プランをおすすめするユーザー
新しい自由自在2.0プランは、様々なユーザーニーズに対応できるよう進化しています。特に以下のようなユーザーにおすすめです:
- データ使用量が極めて少ない方:
- 100MB未満で280円という超低価格オプションが魅力的
- 予備回線として使用したい方にも適している
- 通話をよく利用する方:
- 6分かけ放題オプションの追加や、大容量プランでの標準装備が便利
- 国内通話料が9円/30秒と安価
- 中程度のデータ通信を必要とする方:
- 7GBで990円という競争力のある価格設定が魅力的
- 新設の10GBプラン(1,340円)も選択肢として魅力的
- 大容量データと通話の両方を必要とする方:
- 20GB以上のプランで6分かけ放題が標準装備
- データ使用量と通話量のバランスが取れている
- データ使用量が変動する方:
- 7GB以上のプランを選択することで、「AI料金コンシェルジュ」を活用し、常に最適なプランを維持できる
- データ容量の変動が大きいユーザーに特に有効
- 柔軟なプラン選択を望む方:
- 100MB未満から30GBまで、幅広い選択肢がある
- eSIM対応でスムーズな回線切り替えが可能
- コストを重視する方:
- 各容量帯で競争力のある価格設定
- AI料金コンシェルジュによる最適化で無駄な支出を抑えられる
「AI料金コンシェルジュ」オプションの無料提供は、ユーザーにとって大きなメリットとなります。自身の使用パターンを正確に把握し、最適なプランを選択することで、無駄な支出を抑えられる可能性が高まります。特にデータ使用量が月によって変動する方や、自身の使用状況を細かく管理したい方にとって、非常に有用なツールとなるでしょう。
自由自在2.0プランをおすすめしないユーザー
大容量プラン(20GB以上)では他社の方が安価な選択肢を提供している場合があります。また、通信速度面では昼や夕方の混雑時に速度低下が見られるため、常時高速通信を求めるユーザーには他社のプランの方が適している可能性があります。
- 昼や夕方の通信速度にこだわるユーザー
- 大容量データ(20GB以上)を使用するユーザー
自由自在2.0プランの注意点を確認
HISモバイルの魅力的な料金プランに惹かれる方も多いと思います。しかし、通信速度面では注意が必要です。実際にHISモバイルを契約して通信速度を測定したところ、昼や夕方の混雑時に著しい速度低下が見られました。特に昼間は通常の使用に支障が出る可能性があります。
HISモバイルの通信速度を実測
常時高速な通信を求める方には、他社のプランの方が適している可能性があります。自分の利用シーンをよく考えて、プランを選ぶようにしましょう。
- 測定値 : 地方都市の中心部
- 通常時:高速 20~100Mbps
- 昼(12:30頃):非常に遅い 5Mbps程度
- 夕方(18:00頃):遅い 10Mbps程度
※筆者の居住地である地方都市でも昼や夕方の混雑時には著しい速度低下が見られました。首都圏などでは混雑が激しいと思われますので、特に昼間は通常の使用に支障が出る可能性がありますので注意が必要です。
まとめ
HISモバイルの自由自在2.0プランは、100MB以下の月額280円の料金設定が新たに加わり、さらにオトクになりました。多彩なデータ容量と通話オプションから自分に合ったプランが選べるため、ライトユーザーから中容量ユーザーまで幅広く満足できるでしょう。ただし、大容量ユーザーや常時高速通信を求める人には、他社プランの方が適している場合もあります。自分の使用パターンをよく見極めて、賢くプランを選びましょう。