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ユービーアイソフト深刻な経営危機でテンセントが買収の可能性浮上

テンセントとギルモー家が非公開化を検討、業界に衝撃走る

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ゲーム業界に激震が走っています。大手ゲームパブリッシャーであるユービーアイソフト社が、深刻な経営危機に陥っているとの報道が相次いでいます。そんな中、中国の巨大IT企業テンセントとユービーアイソフトの創業家であるギルモー家が、同社の買収を計画しているという衝撃的な情報が明らかになりました。

Bloombergの報道によると、テンセントとギルモー・ブラザーズ社(GBL)が、ユービーアイソフトの買収と非公開化について検討を始めたとのことです。この動きは、ユービーアイソフトが長年にわたり株主や投資家から企業再編を求められてきたにもかかわらず、具体的な対応を示してこなかったことが背景にあるとされています。

ユービーアイソフトの苦境、株価急落で過去最低を記録

ユービーアイソフトの経営状況は、ここ数年で急速に悪化しています。特に2024年に入ってからの株価下落は顕著で、年初から54%もの下落を記録。市場価値(時価総額)は約2,175億円(15億ドル)にまで落ち込んでいます。

この株価急落の要因として、最新作「スター・ウォーズ アウトローズ」の販売不振が挙げられています。同作は「期待を下回る」セールスを記録し、開発者自身も作品の評価に落胆の意を示すほどでした。

また、他のタイトルでも苦戦が続いており、「XDefiant」も批判の的となっています。さらに、人気シリーズ最新作「アサシン クリード シャドウズ」の発売延期も発表され、開発チームが歴史的正確性の向上やゲームの完成度を高めるために更なる時間を必要としていることが明らかになりました。

テンセントとギルモー家、ユービーアイソフト救済に乗り出す?

このような状況下で、テンセントとギルモー家が救済に乗り出す可能性が出てきました。現在、ギルモー・ブラザーズ社はユービーアイソフトの議決権の20%を保有しており、テンセントも9.2%を保有しています。2022年にはテンセントがGBLへの出資比率を引き上げ、間接的にユービーアイソフトへの投資を拡大しています。

両社は既にアドバイザーと協議を始めており、買収の具体的な方法を模索しているとされています。ただし、交渉はまだ初期段階にあり、実際に買収が実現するかどうかは不透明な状況です。

業界への影響と今後の展開

ユービーアイソフトの買収が実現すれば、ゲーム業界に大きな影響を与えることは間違いありません。同社は「アサシン クリード」や「ファークライ」などの人気フランチャイズを多数抱えており、これらのIPがテンセントの傘下に入る可能性も出てきます。

一方で、ユービーアイソフトの創業家であるギルモー家が関与することで、企業文化や開発方針が大きく変わる可能性は低いとの見方もあります。

現時点でユービーアイソフト、GBL、テンセントのいずれも公式コメントを発表していません。今後の動向に注目が集まる中、ゲーム業界全体がこの事態を注視しています。

まとめ

ユービーアイソフトの経営危機と買収の可能性は、ゲーム業界に大きな衝撃を与えています。テンセントとギルモー家による買収が実現すれば、業界の勢力図が大きく塗り替えられる可能性があります。一方で、ユービーアイソフトのクリエイティブな企業文化が維持されるかどうかも注目点となるでしょう。

今後の展開次第では、ゲーム開発や配信の在り方、さらには業界全体の構造にまで影響を及ぼす可能性があります。ユーザーにとっては、お気に入りのフランチャイズの行方や、新たな展開への期待と不安が入り混じる状況となりそうです。この動きが業界にどのような変革をもたらすのか、引き続き注目していく必要がありそうです。

SourceBloomberg

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