ケンウッドから、人気の高級カーナビ「彩速ナビ」シリーズの最上位モデル「TYPE M」の2024年モデルが発表されました。9V型の大画面と高音質を特徴とする「TYPE M」シリーズに、最新のスマートフォン連携機能が加わり、さらに魅力的な製品となっています。今回は、新しく登場した「MDV-M911HDF」(フローティングタイプ)と「MDV-M911HDL」(インダッシュタイプ)の2機種について、その特徴と魅力をご紹介します。
Apple CarPlay/Android Autoに対応し、使い勝手が大幅向上
今回の2024年モデルの最大の特徴は、Apple CarPlayとAndroid Autoへの対応です。これにより、iPhoneやAndroidスマートフォンの機能を、カーナビの大画面でワイヤレスに利用できるようになりました。
例えば、Siriや Googleアシスタントを使って音声でメッセージを送信したり、音楽を再生したり、最新のニュースや天気を確認したりすることができます。また、各種地図アプリを使って目的地までのルートを検索・案内することも可能です。
さらに、ホーム画面上のアイコンをタッチするだけで、カーナビの地図画面とスマートフォンのナビアプリを簡単に切り替えられるため、用途に応じて使い分けることができます。これにより、運転中のスマートフォン操作の煩わしさが軽減され、より安全で快適なドライブが楽しめるようになりました。
オーガニックGUI PLUSで視認性と操作性が向上
新モデルでは、ユーザーインターフェースも進化しています。「オーガニックGUI PLUS」と呼ばれる新機能により、地図画面上にナビ情報とAV画面を同時に表示する2画面表示が可能になりました。
特筆すべきは、AV画面を最大約6.5インチの特大サイズで表示できる点です。これにより、走行情報をリアルタイムで確認しながら、音楽や動画などのエンターテイメントコンテンツを大画面で楽しむことができます。AV画面のサイズは「小」「中」「大」「特大」の4パターンから選択可能で、好みや状況に応じて最適な表示を選ぶことができます。
音声操作機能も進化し、より使いやすく
音声操作機能も改善されており、「ボイストリガーのオン/オフ設定」が新たに追加されました。これにより、音声操作の起動方法を「ハイ、彩速」という音声発話か、ステアリングリモコンなどのボタン操作から選択できるようになりました。
ボイストリガーをオンにすれば、「ハイ彩速」と話しかけるだけで音声操作が起動します。一方、オフにした場合は、周囲の音声に影響されることなく、ボタン操作で確実に音声操作を起動できます。この機能により、ユーザーの好みや使用環境に合わせて、最適な操作方法を選択できるようになりました。
高画質・高音質にこだわった最上位モデルならではの機能
「TYPE M」シリーズの特徴である高画質・高音質へのこだわりも健在です。9V型の高精細HDパネル(1280×720)を採用し、緻密で立体的かつ滑らかな高精細映像を実現しています。また、広視野角HDパネルにより、上下左右170°のワイドな視野角を確保しているため、どの角度から見ても鮮明な画面を楽しむことができます。
音質面では、DSDやFLAC、WAV(192kHz/24bitまで)などのハイレゾ音源フォーマットに対応しているほか、LDACコーデックやMQAなどの最新オーディオ技術もサポートしています。さらに、非ハイレゾ音源をマスター音質に近づける「K2 TECHNOLOGY」や、車室内の音響特性を最適化する「プロモードEQ」など、様々な高音質テクノロジーを搭載しています。
これらの機能により、車内で本格的な高音質サウンドを楽しむことができます。
ワイヤレスミラーリングやHDMI接続で多彩な映像を楽しめる
新モデルでは、ワイヤレスミラーリング機能も搭載されています。AndroidスマートフォンのHD映像をWi-Fi接続で彩速ナビの大画面に映し出すことができるため、スマートフォンの動画コンテンツを手軽に楽しめます。
また、HDMI入出力端子も装備されており、スマートフォンやビデオカメラなどの外部機器を接続して、様々なソースのHD動画を楽しむことができます。さらに、別売の急速充電対応USBケーブルを使用すれば、タブレットの急速充電も可能になります。
2種類のモデルで幅広い車種に対応
今回発表された2機種は、それぞれ異なる取り付け方式を採用しています。「MDV-M911HDF」はフローティングタイプで、同社独自のフローティング機構により、従来の7インチ開口サイズにも取り付けが可能です。また、走行時の振動によるディスプレイのブレを大幅に低減する設計となっています。
一方、「MDV-M911HDL」はインダッシュタイプで、車種別専用取り付けキットを使用することで、様々な車種に幅広く対応します。どちらのモデルも、9V型の大画面を活かしつつ、多くの車種に取り付けられるよう設計されています。
まとめ:車内エンターテイメントの新時代を切り開く彩速ナビTYPE M
ケンウッドの彩速ナビTYPE M 2024年モデルは、最新のスマートフォン連携機能と高度な音響技術を融合させた、まさに次世代のカーナビゲーションシステムと言えるでしょう。Apple CarPlayやAndroid Autoへの対応により、スマートフォンの機能をシームレスに車内で使用できるようになり、より安全で快適なドライブ環境を実現しています。
また、9V型の大画面や高音質機能、ワイヤレスミラーリングなど、エンターテイメント性も大幅に向上しています。さらに、使いやすさを追求した新しいユーザーインターフェースや音声操作機能の改善により、誰もが直感的に操作できるようになりました。
価格はオープンですが、MDV-M911HDFが税込170,000円前後、MDV-M911HDLが税込160,000円前後での実売が予想されています。決して安価とは言えませんが、最新技術と高品質を追求した最上位モデルとしては、十分な価値があると言えるでしょう。
さらに、10月31日までの予約特典として、メーカー保証の2年延長(計3年)と2024年オービスデータSDカード(5,280円相当)がプレゼントされるキャンペーンも実施されています。
車内でのエンターテイメントや情報管理をより快適に、より安全に行いたいと考えているドライバーにとって、彩速ナビTYPE M 2024年モデルは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。最新のテクノロジーと使いやすさを兼ね備えたこの製品が、あなたのドライブライフをどのように変えるか、ぜひ体験してみてください。