NVIDIAの次世代フラッグシップGPU「GeForce RTX 5090」に関する新たな情報が明らかになりました。特に注目すべきは、PCBレイアウトの詳細、とりわけ電源フェーズ設計と層構成についての情報です。
革新的な電源設計の採用
Benchlifeの報告によると、RTX 5090は16+6+7の電源フェーズ設計を採用する予定とされています。これは現行モデルのRTX 4090(20+3構成)とは大きく異なる構成となっています。この新しい電源設計により、より効率的な電力供給と安定した動作が期待されます。
高度な技術仕様
RTX 5090の主要スペックは以下の通りとなっています:
- Blackwell GB202-300アーキテクチャ採用
- 32GB GDDR7メモリ搭載
- TDP 600W
- 16+6+7電源フェーズ設計
- 12V-2×6(16ピン)電源コネクタ
- PCIe 5.0 Express対応
- DisplayPort 2.1a対応
PCB設計の進化
新たに採用される14層PCB設計は、特に注目に値します。この設計は主にリファレンスモデルを想定したものですが、複雑な回路設計と高い信号品質を実現するための重要な要素となっています。
価格と市場影響
RTX 5080の価格が1,500ドル(約225,000円)以上になるという噂も出ており、RTX 5090はさらに高価格になることが予想されます。これは、ハイエンドGPU市場に大きな影響を与える可能性があります。
発売時期と今後の展開
RTX 5090は2025年1月末から2月初旬にかけて発売される見込みです。CES 2025では、より詳細な情報が公開されることが期待されています。
まとめ
NVIDIA GeForce RTX 5090は、革新的な電源設計と高度なPCB構成を採用することで、これまでにない高性能を実現する次世代GPUとなりそうです。特に電力効率と熱対策に注力した設計は、高い動作性能と信頼性を両立させることが期待されます。CES 2025での正式発表が待たれる中、さらなる詳細情報の公開に注目が集まっています。