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AMD次世代ポータブルゲーミングPC用チップ「Ryzen Z2」の詳細が明らかに!8コアCPUとRDNA3.5 GPUを搭載

2025年登場予定のRyzen Z2シリーズ、その性能と特徴を徹底解説

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AMDが次世代ポータブルゲーミングPC向けプロセッサ「Ryzen Z2」シリーズの開発を進めていることが明らかになりました。同社の幹部が既に確認しているこのプロセッサは、来年の発売を予定しているとのことですが、その準備は着々と進んでいるようです。

Ryzen Z2シリーズの仕様が明らかに

最近流出した出荷マニフェストにより、このAPU(Accelerated Processing Unit)の構成が明らかになりました。マニフェストには、28WのTDP(熱設計電力)を持つノートブックプロセッサ「Z2X」が記載されており、FP8ソケット用に設計されているとのことです。

AMD Ryzen Z2 Extreme APU
AMD Ryzen Z2 Extreme APU 出典 NBD.ltd

このチップは64ビットメモリを使用しており、KrakenまたはStrix Pointベースであることを示唆しています。さらに、8コアチップであると報告されています。この8コア構成は予想外の展開です。というのも、AMDがStrix Pointの全スペック(12コア)をZ2シリーズに使用しない可能性を示唆しているからです。代わりに、このモバイルチップはグラフィックスなど、より重要な機能を優先する可能性が高いと考えられます。

Ryzen Z2 Extremeの詳細

AMDの製品コードリストには、「Ryzen Z2 Extreme」という名称が登場しています。このチップは既に量産段階に入っているとされており、ポータブルゲーミングPC市場に大きな影響を与える可能性があります。もしこのリークが事実であれば、Ryzen Z2 Extremeは8個のCPUコアを搭載し、グラフィックス部分には16個のRDNA 3.5 Compute Unitをフル搭載する可能性があります。ポータブルゲーミングPC、特に1080pまたはそれ以下の解像度で動作するデバイスでは、非常に強力なCPUコアは必要ない場合があります。その代わり、限られた電力枠を高速な統合グラフィックスとメモリに割り当てる方が効果的です。

期待される新デバイス

現時点では、Ryzen Z2シリーズを搭載した新デバイスを発表したメーカーはありません。しかし、業界では、ASUSがROG Ally 2を、LenovoがLegion Go 2を、このチップが利用可能になり次第発表するのではないかと予想されています。同時に、ゲーミングコミュニティは潜在的なSteam Deckの後継機に大きな期待を寄せています。AMDは来年、現在のSteam Deckで使用されているVan Gogh(Zen2/RDNA2)プロセッサと非常に似たスペックを持つKrackan APU(Zen5/RDNA3.5)を導入する予定です。

まとめ

AMDのRyzen Z2シリーズは、ポータブルゲーミングPC市場に新たな可能性をもたらす革新的なチップとなりそうです。8コアCPUとRDNA3.5 GPUの組み合わせは、性能と電力効率のバランスを取りつつ、高品質なゲーミング体験を提供することが期待されます。2025年の発売に向けて、さらなる詳細が明らかになることを楽しみに待ちましょう。Ryzen Z2シリーズの登場により、ポータブルゲーミングPC市場がどのように変化するのか、今後の展開に注目です。

ポータブルゲーミングPC用APU表

SoC名Intel Lunar LakeAMD Ryzen Z2 ExtremeAMD Ryzen Z2
プロセスノードTSMC N3BTSMC N4?TSMC N4
最大コア/スレッド8/88/168/16
最大クロック5.1 GHz未定5.1 GHz?
最大キャッシュ12 MB16 MB16 MB
TDP範囲8-30W9-30W?9-30W?
GPUアーキテクチャXe2RDNA 3.5RDNA 3
最大GPUコア8 Xeコア12 CUs12 CUs
最大TFLOPs不明不明不明
発売時期2025年第1四半期(ポータブル向け)2025年第1四半期2025年第1四半期

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