Canon EOS R6 Mark IIIに関する新たなリーク情報が浮上し、カメラ愛好家たちの注目を集めています。この最新モデルは2025年第1四半期にデビューする見込みで、その仕様は前モデルEOS R6 Mark IIからの大幅なアップグレードを示唆しています。
EOS R6 Mark IIは2022年11月に発売され、現在、通販サイトで約360,000円程度で販売されています。今回リークされた情報によると、新モデルはDS126941という型番で登録されており、前モデルの20メガピクセルセンサーから24メガピクセルのLC1720センサーへと進化を遂げる可能性があります。
※「ハイブリッドシューター」とは、写真と動画の両方を撮影するカメラマンやそのスタイルを指します。通常、写真と動画の撮影には異なる機材や設定が必要ですが、ハイブリッドシューターはその両方を1台のカメラで効率的にこなすことを目指します。
高性能プロセッサーと安定性
DIGICアクセラレータープロセッサーと8.5ストップの手ブレ補正
新型のEOS R6 Mark IIIには、DIGICアクセラレータープロセッサーが搭載される予定です。このプロセッサーは、8.5ストップの協調型手ブレ補正システムをサポートし、EOS R5 IIと同様の高度なフォーカスシステムと組み合わされるとのことです。
また、14ビットRAW電子シャッターによる30fpsの連続撮影が可能で、読み出し速度は1/180秒とされています。さらに、ニューラルネットワークベースのノイズ低減や高解像度拡大機能も搭載されるようです。
革新的な動画機能
6Kオーバーサンプリング4K動画とCinema RAW Light対応
動画機能に関しては、XF-AVC SとXF-HEVC S形式での4K120pおよび6Kオーバーサンプリング4K録画をサポートすると報告されています。6Kオーバーサンプリング4Kとは、6Kの高解像度で撮影した映像を4Kにダウンスケールすることで、よりシャープで詳細な映像を実現する技術です。
加えて、6K30pと4K60pのCinema RAW Light録画にも対応する予定で、これは映像制作者にとって非常に有用な機能となるでしょう。デュアルバンドWi-Fiも搭載される見込みです。
市場への影響
ミッドレンジミラーレス市場に新基準をもたらすか
これらのリーク情報が事実であれば、Canon EOS R6 Mark IIIは中級ミラーレス市場に新たな基準を設定する可能性があります。特に6Kオーバーサンプリング4KやCinema RAW Light対応などの高度な動画機能は、ハイブリッドシューターにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
なお、キヤノンは今年7月にEOS R5 Mark IIをEOS R1と共にリリースしており、ミラーレスカメララインナップの強化を続けています。
まとめ
Canon EOS R6 Mark IIIは、静止画と動画の両面で高い性能を発揮する次世代ミラーレスカメラとして期待されています。24メガピクセルセンサー、高度な手ブレ補正、そして6Kオーバーサンプリング4K動画機能など、プロフェッショナルからハイアマチュアまで幅広いユーザーのニーズに応える仕様となっています。
2025年初頭の発売が予定されているこのカメラは、キヤノンのミラーレス戦略において重要な位置を占めることになるでしょう。最終的な仕様や価格は正式発表を待つ必要がありますが、カメラ愛好家たちの期待は高まる一方です。