キヤノンは昨日、PowerShot G7 X IIIに代表される固定レンズタイプのコンパクトカメラ事業の強化を発表しました。これは、Sony ZV-1やRX100 Vとの競争を見据えた戦略的な動きとなります。この発表は単なる生産量の増加だけでなく、PowerShotシリーズの新たな展開を示唆するものでした。
PowerShot V1の仕様と特徴
信頼できる情報筋によると、PowerShot V1は以下のような仕様を備えるとされています。
- •イメージセンサー:24MP CMOS(1インチタイプと予想)
- ディスプレイ:3インチ、100万画素、視野角170度
- レンズ:16-50mm(35mm換算)
- 動画解像度:4K対応(フレームレート未定)
- 動画機能:C-Log3、H.265、HEVC、可変アスペクト比、HDR PQ
- 撮影機能:RAW、C-RAW、Dual Pixel RAW
市場における位置づけと展望
PowerShot V1は、昨年発売されたPowerShot V10の上位機種として位置づけられます。
従来のコンパクトカメラの形状を踏襲しながら、ビデオ撮影機能を大幅に強化した製品となる見込みです。
今後の展開
キヤノンは2025年半ばにも、Nikon Z fcやFujifilm X100VI、OM Systemの新製品OM-3に対抗する、APS-Cセンサー搭載のポケットサイズカメラの投入も計画しているとされています。
まとめ
PowerShot V1は、キヤノンのコンパクトカメラ事業における新たな挑戦を象徴する製品となりそうです。vlog撮影の需要増加に応える高性能な映像機器として、市場での成功が期待されます。発売時期や価格などの詳細は今後の発表を待つ必要がありますが、コンパクトカメラ市場に新たな活気をもたらす可能性を秘めた製品といえるでしょう。