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2024年8月28日

AMD Radeon 890Mは、2024年末〜2025年にかけて登場したRyzen AI 300シリーズ(Strix Point / Gorgon Point)に搭載された統合GPU(iGPU)です。2026年4月現在も、AMDのミドル〜ハイエンドノートPC向けプラットフォームのメインiGPUとして採用されており、市場に出回る多くのノートPCに搭載されています。本記事では2026年時点での位置づけ・競合比較・購入判断の基準を詳しく解説します。
iGPU(integrated GPU)とは、CPUと同一チップに統合されたグラフィック処理ユニットのことです。専用VRAMを持たずシステムメモリ(RAM)を共有するため、独立GPU(dGPU)には及びませんが、外付けGPUが不要なぶん薄型・軽量・バッテリー持ちに優れたノートPCで利用されます。
Radeon 890Mの主なスペックは以下の通りです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| アーキテクチャ | RDNA 3.5 |
| コンピュートユニット(CU) | 16 CU(1,024シェーダー) |
| 最大クロック | 最大2,900 MHz(Strix Point)/最大3,100 MHz(Gorgon Point) |
| 対応CPU | Ryzen AI 9 HX 375/370/365、AI 7 350(Strix Point)、HX 475/470(Gorgon Point)など |
| 共有メモリ | システムRAM(LPDDR5X推奨) |
2024年登場のStrix Pointから始まり、2026年にはGorgon Point(Ryzen AI 9 HX 470/475など)にも同じRadeon 890Mが搭載されています。このため2026年現在も890Mは現役iGPUとして多くの新製品に採用されており、中古市場・エントリーモデルでは前世代の780Mも依然流通しています。
Laptopmagのテストでは「これほどのiGPUは見たことがない」という評価が記されており、軽量ゲーミングの用途では従来の常識を覆しつつあります。
Intel Arc 140VはIntelのLunar Lake世代(Core Ultra 200Vシリーズ)に搭載されたiGPUです。
| 指標 | Radeon 890M | Intel Arc 140V |
|---|---|---|
| 3DMark Time Spy | 約3,500前後 | 4,000以上 |
| Steel Nomad | ✕ | 890Mより59%高速 |
| 消費電力 | 高め | 890Mより5〜6W低い |
| 実ゲーム性能(1080p) | ほぼ互角 | 多くタイトルで若干優勢 |
NotebookCheckの分析によれば、Arc 140Vは類似の電力制限下でRadeon 890Mを15〜59%上回るベンチマーク結果を示しています。特に重負荷テストでの差が大きいです。一方で1080p軽量ゲームでは体感差が小さく、ゲームタイトルによって逆転する場面もあります。
GTX 1650 Tiはノート向け独立GPU(dGPU)であり、GDDR6専用VRAM 4GBを搭載しています。複数のベンチマーク集計では890MがGTX 1650 Tiを総合的に上回る結果が出ており(集計サイトで約9.5%優位)、Cyberpunk 2077(1080p Low)では最大45%速い場合もあります。一方、DirectX 9系の旧タイトルではGTX 1650 Tiが有利なケースも残ります。
なお、Geekbenchの合成ベンチマークではVulkanスコアがNVIDIA GTX 1070と近似する数値(約46,000点台)が出ており、iGPUとしては異例の水準です。ただし実ゲームではGTX 1070が有意に速いケースが多く、この比較は合成ベンチマーク上の話として理解する必要があります。
前世代のRyzen 7000番台に搭載されたRadeon 780MはRDNA 3アーキテクチャ(12 CU)です。
Ryzen AI 9 HX 370/375搭載モデルが890Mの性能を最大限引き出せます。
いずれも国内Amazon.co.jp・ヨドバシカメラ・ビックカメラで取り扱いがあります。
「今すぐ必要なら、890M搭載モデルは十分に選択肢になります。」
2026年においてRadeon 890Mは依然として現役のトップクラスiGPUです。ただし、Intel Arc 140Vを搭載したLunar Lakeシステムが特定の性能指標で上回っており、要求タイトルによっては差が出る場合があります。
将来的にはRDNA 4世代のiGPUを搭載した後継プラットフォームが登場する見込みですが、2026年前半時点では主力ラインナップとして890Mが継続採用されており、価格・性能・エコシステムのバランスは良好です。予算10〜15万円台の薄型ゲーミングノートを探しているなら、Radeon 890M搭載モデルは現実的な選択肢です。