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2026年4月27日

産業技術総合研究所(産総研)が開発中の大規模AIクラウド計算システム「ABCI 3.0」が、2025年1月中旬から一般提供を開始する予定です。このシステムは、最新のNVIDIA H200 GPUを6128基搭載し、従来のABCI 2.0と比較して飛躍的な性能向上を実現します。日本の生成AI研究開発を大きく前進させる可能性を秘めたABCI 3.0の詳細について、ご紹介します。
ABCI 3.0の最大の特徴は、その圧倒的な計算能力です。NVIDIA H200 SXM5 GPUを1台あたり8基搭載した高性能サーバーを766台導入することで、合計6128基のGPUを備えることになります。これにより、システム全体のピーク性能は以下のように向上します:
また、ストレージシステムも大幅に強化されます。QLC(クアッドレベルセル)の高密度フラッシュストレージを採用し、物理容量75PBの大容量・高速ストレージシステムを搭載。これにより、ストレージ容量と理論読み書き性能が従来の2倍以上に向上し、大規模なデータ処理の性能向上が期待できます。
なお、H200 1基あたりの価格は約600万円と言われています。
ABCI 3.0は、高性能だけでなく使いやすさも重視しています。具体的には以下のような機能が提供されます:
これらの機能により、研究者や開発者は複雑なセットアップを行うことなく、すぐにAI開発に着手することができます。
ABCI 3.0では、「標準利用」と「開発加速利用」の2クラス料金制を導入します。「開発加速利用」は、生成AIなどの最先端AI技術の研究開発・評価・人材育成を目的とした利用に対して、標準利用の半額で提供されます。
2024年度の利用料金(計算ノード1台あたり)は以下の通りです:
なお、2025年3月までは経過措置として、すべての利用に対して「開発加速利用」クラスの料金が適用されます。
ABCI 3.0の導入により、日本国内の生成AI開発能力の向上が期待されます。特に以下の点で大きな貢献が見込まれます:
これらの取り組みにより、計算インフラから生成AIのサービス提供に至るまで、幅広い産業の競争力強化につながることが期待されています。
なお、画像での確認だけですが使われているノードは Gigabyt製 G593-SD0-AAX1と思われます。

HPC/AI Server – 5th/4th Gen Intel® Xeon® Scalable – 5U DP NVIDIA HGX™ H100 8-GPU 4-Root Port
ABCI 3.0は、日本の生成AI研究開発を大きく前進させる可能性を秘めた画期的なシステムです。NVIDIA H200 GPU 6128基という圧倒的な計算能力と、使いやすさを重視した設計により、研究者や開発者にとって非常に魅力的な環境となることでしょう。
2025年1月の本格稼働後、ABCI 3.0がどのような革新的な研究成果や技術開発をもたらすのか、大いに注目されます。