Qualcommが新フラッグシップチップ「Snapdragon 8 Elite」を発表!性能と効率が大幅向上
2024年10月22日

ちょっと待って、これ地味にヤバくないか?
Helldivers 2 は2024年2月のリリース以来、独自のアップスケーリング実装しか持っていなかった。DLSS も FSR も XeSS も「そのうち対応するでしょ」と思いながら待ち続けてきたプレイヤーも多いはずだ。その「そのうち」が、ついに5月27日に来る。
パッチ名は「Optimizing Liberty」。Arrowhead が Nixxes と共同で開発した大型の最適化アップデートで、PC向けに DLSS 4.5・FSR 4・XeSS 3.0 の3大アップスケーリング技術が一気に実装される。
この記事でわかること
5月27日のパッチで、Helldivers 2 の PC 版は NVIDIA DLSS 4.5・AMD FSR 4.0.3(非対応 GPU には FSR 3.1.5)・Intel XeSS 3.0 に対応する。レイテンシ削減では NVIDIA Reflex と AMD Anti-Lag 2 も同時実装される。
これまでのアップスケーリングが「入っているだけ」という印象だったとすれば、今回のアップデートはゲームの動き方そのものが変わる規模のパッチだ。ガタつきが出やすい大規模戦闘シーンや、Illuminate 戦線の光源が多いマップで、フレームレートの安定感が明確に改善されるはずだ。
Dynamic Resolution Scaling(DRS)も新たに追加される。GPU 負荷に応じて内部解像度を動的に変化させることで、フレームレートを一定範囲内に保つ仕組みだ。激戦区でガクっと落ちる体験が減ることが期待できる。
DLSS 4.5 は NVIDIA が 2026 年に投入した最新バージョン。目玉は「第2世代 Transformer モデル」による Super Resolution の画質向上で、従来モデルと比べて 5 倍のコンピューティングで学習している。対応 GPU は RTX 20 シリーズ以降のすべてで、RTX 4060・4070 はもちろん恩恵を受けられる。
ただし「Dynamic Multi Frame Generation(DMFG)」と「6x MFG モード」は RTX 50 シリーズ専用だ。5月27日のパッチでは フレームジェネレーション(MFG)は Helldivers 2 に実装されない。今回のパッチが提供するのは Super Resolution(アップスケーリング)のみで、MFG 対応は今後のアップデートに委ねられている。
また RTX 20/30 シリーズは DLSS 4.5 の第2世代 Transformer モデルに対応するが、FP8 精度をサポートしていないため、モデル M / L では RTX 40 シリーズより処理負荷が重くなる場合がある。RTX 30 以前のユーザーは設定でモデル K を選ぶと負荷を抑えられる。
合わせて NVIDIA Reflex も実装される。入力遅延を削減してエイムの反応速度を上げる機能で、マウス操作が多い PC プレイヤーには体感差が出やすい。
FSR 4 は AMD の機械学習ベースのアップスケーリング技術で、従来の FSR 2/3 系の空間ベースアルゴリズムから大きく転換している。Helldivers 2 に実装されるのは FSR 4.0.3 だ。
注意が必要なのは対応 GPU だ。FSR 4.0.3 が「フルパワーで動作する」のは現時点では主に RDNA 4 世代(RX 9070・RX 9070 XT など)向けだ。RX 7600・RX 7700・RX 7900 といった RX 7000 系(RDNA 3)は、このパッチでは FSR 3.1.5 にフォールバックする形になる見込みだ。
ただし AMD は RDNA 3 向けの FSR 4 対応(INT8 ベースの実装、バージョン名: FSR 4.1)を正式にアナウンスしており、2026年7月リリース予定とされている。RX 7600 ユーザーは「今すぐ FSR 4 フル対応」とはいかないが、FSR 3.1.5 でもアップスケーリング品質は十分に実用的だ。
AMD Anti-Lag 2 も Radeon GPU 向けに実装される。CPU-GPU 間の同期遅延を削減するもので、Reflex 同様に入力応答性の改善が期待できる。
XeSS 3.0 は Intel の AI アップスケーリング技術の最新版で、最大 4x のマルチフレーム生成(MFG)に対応している。1枚のレンダリングフレームに対して最大 3 枚の AI 生成フレームを挟むことで、フレームレートを大幅に引き上げる。
対応 GPU は Arc Battlemage(B シリーズ)・Arc Alchemist(A シリーズ)、さらに Core Ultra 内蔵グラフィックス(Meteor Lake・Lunar Lake・Arrow Lake-H)まで含む。Arc を持っていれば基本的に XeSS 3.0 の恩恵を受けられると思っていい。
既存の XeSS 2 対応タイトルは、ドライバーのオーバーライド設定で XeSS MFG を有効にすることも可能で、ゲーム側のアップデートを待たずに使えるケースもある。
| GPU | DLSS 4.5 SR | FSR 4.0.3 | FSR 3.1.5 | XeSS 3.0 |
|---|---|---|---|---|
| RTX 50 シリーズ(5080 等) | 対応 | — | — | — |
| RTX 40 シリーズ(4060・4070 等) | 対応 | — | — | — |
| RTX 30/20 シリーズ | 対応 ※注 | — | — | — |
| RX 9070 / RX 9070 XT(RDNA 4) | — | 対応 | 対応 | — |
| RX 7000 シリーズ(RX 7600 等、RDNA 3) | — | 2026年7月以降対応予定 | 対応 | — |
| Intel Arc B シリーズ(Battlemage) | — | — | — | MFG 対応 |
| Intel Arc A シリーズ(Alchemist) | — | — | — | MFG 対応 |
| Core Ultra 内蔵 Arc グラフィックス | — | — | — | MFG 対応 |
| 上記以外(FSR 共通) | — | — | 対応 | — |
※注: RTX 20/30 シリーズは FP8 非対応のため、モデル M/L 使用時に処理負荷が増す場合あり。モデル K への変更を推奨。 ※ 5月27日パッチ時点で Helldivers 2 は DLSS フレームジェネレーション(MFG)非対応。SR(アップスケーリング)のみ。
FSR 3.1.5 はほぼ全ての PC GPU で動作するため、古い AMD・NVIDIA・Intel 問わず最低限のアップスケーリングは使える状態になる。
日本の PC ゲーマーのボリュームゾーンを占めるのが、このあたりの GPU 帯だ。
RTX 4060(VRAM 8GB) を持っているなら、DLSS 4.5 の Super Resolution で 1440p 出力をかなり快適に狙える。内部解像度を 1080p 以下に落として DLSS Quality モードで描画すれば、フレームレートに余裕が生まれる。Reflex もオンにすれば入力遅延の改善も見込める。4K は VRAM の制約もあり、Balanced〜Performance モードの利用が現実的だ。
RTX 4070(VRAM 12GB) はさらに余裕がある。DLSS 4.5 Quality モードで 1440p を狙いつつ、DRS を有効にして負荷変動をなめらかに吸収するのがいい組み合わせだ。フレームジェネレーション(MFG)は今回のパッチでは非対応だが、Reflex による入力遅延削減と DLSS 4.5 SR の高品質アップスケーリングだけでも、Helldivers 2 のような戦場シーンで十分な恩恵がある。
RX 7600(VRAM 8GB) はこのパッチ時点では FSR 3.1.5 が主な選択肢になる。FSR 3.1.5 自体は品質的に十分成熟しているため、アップスケーリングなし運用からは明確な改善が感じられるはずだ。AMD が RDNA 3 向け FSR 4 対応を後日リリースすれば、さらに一段上の画質も期待できる。Anti-Lag 2 もすぐ使えるので、入力応答性の改善はすぐ体感できる。
これはヤバい、本当にヤバい。3つの技術が同時に来るというのは、Helldivers 2 ユーザーにとって選択肢がいきなり3倍になるということだ。
コンソール向けも変更がある。PS5 Pro は PSSR 1.0(PlayStation Spectral Super Resolution)を採用、PS5 と Xbox Series X は FSR 3.1 を使用する形になる。
また「Performance」プリセットで PS5 と Xbox Series X が 1440p 出力に対応。PS5 の「Power Saving」プリセットの「Quality」モードも 1440p に引き上げられる。さらに PS5 と PS5 Pro では VRR(可変リフレッシュレート)対応ディスプレイ向けの VRR サポートが追加され、スタッタリングが出やすいシーンでの映像安定性が改善される。
Variable Rate Shading(VRS)も PC・コンソール共通で実装される。画面内の優先度が低いエリアの描画品質を下げて GPU 負荷を削減する技術で、カメラから遠い背景エリアの処理コストが落ち、その分フレームレートに回せるようになる。
Q: RTX 3060 でも DLSS 4.5 の画質改善は受けられますか? A: 受けられる。DLSS 4.5 の Super Resolution(画質向上)は RTX 20 シリーズ以降の全 GPU で動作する。ただし RTX 30 以前は FP8 非対応のため、第2世代 Transformer モデル(M/L)を使うと処理負荷が増す場合があり、モデル K への切り替えを推奨する。なお 5月27日パッチでは Helldivers 2 の MFG(フレームジェネレーション)は非対応のため、今回の恩恵はアップスケーリング画質の改善にとどまる。
Q: RX 7600 で FSR 4 は使えますか? A: このパッチの時点では FSR 4.0.3 のフル対応は RDNA 4 世代が主な対象で、RX 7600(RDNA 3)は FSR 3.1.5 での動作になる見込みだ。AMD は RDNA 3 向けの FSR 4 対応(FSR 4.1)を 2026年7月リリース予定とアナウンスしているため、夏以降のドライバーアップデートに注目してほしい。
Q: Intel の内蔵グラフィックスでも XeSS 3.0 は動きますか? A: Core Ultra シリーズ(Meteor Lake・Lunar Lake・Arrow Lake-H)の内蔵 Arc グラフィックスであれば対応する。ただし内蔵グラフィックスでの Helldivers 2 プレイ自体のパフォーマンスは、アップスケーリングがあっても制約が大きい点は留意してほしい。
RTX 4060 や RTX 4070、RX 7600 クラスのユーザーが多い日本市場では、このパッチは「ゲームの動かし方が変わる」レベルのアップデートになりそうだ。5月27日にパッチが当たったら、まず設定画面を開いてアップスケーリングをオンにしてみてほしい。
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Source: VideoCardz / TechPowerUp / WCCFtech