Qualcommが新フラッグシップチップ「Snapdragon 8 Elite」を発表!性能と効率が大幅向上
2024年10月22日
Radeon 8065Sが出てきたことで、Radeon 8060Sの見方が少し変わりました。
GPU名だけ見ると、8060Sから8065Sへの小幅更新に見えます。でもスペックシートを読む限り、本当に効いてくるのはGPUコア数よりメモリ上限です。ローカルAIを考えるなら、ここはかなり大きいです。
この記事でわかること
まず大枠です。
| 項目 | Radeon 8060S世代 | Radeon 8065S世代 |
|---|---|---|
| 主なCPU | Ryzen AI Max+ 395 | Ryzen AI Max+ PRO 495 |
| CPU | 16コア32スレッド Zen 5 | 16コア32スレッド Zen 5 |
| GPU | Radeon 8060S | Radeon 8065S |
| Graphics CUs | 40 | 40 |
| GPUクロック | 最大2.9GHz | 最大3.0GHz級 |
| NPU | 最大50 TOPS | 最大55 TOPS |
| ユニファイドメモリ | 最大128GB | 最大192GB |
| GPU向けメモリ | 最大96GB級 | 最大160GB級 |
| 主な用途 | 高性能iGPU / AI PC | AIワークステーション寄り |
| 登場時期 | 現行製品あり | 2026年第3四半期以降にOEM展開予定 |
数字だけなら、GPU自体は劇的に変わっていません。8060Sも8065Sも40 CUのRDNA 3.5系です。ゲーム性能だけを見て「8065Sなら別物」と期待すると、少し肩透かしになる可能性があります。
ただ、ローカルAIでは話が変わります。
8065S世代のRyzen AI Max PRO 400は、最大192GBのユニファイドメモリと、最大160GBのVRAM割り当てが大きなポイントです。これは、一般的なノート向けdGPUの8GBや16GB VRAMとは別の土俵です。
Radeon 8060Sは、Ryzen AI Max+ 395などに入る統合GPUです。
AMD公式のRyzen AI Max+ 395仕様では、16コア32スレッドのZen 5 CPU、Radeon 8060S Graphics、40 Graphics Cores、最大128GBのLPDDR5Xメモリ、最大50 TOPSのNPUが示されています。GPUクロックは最大2,900MHzです。
この時点で、普通の内蔵GPUとはかなり違います。
Radeon 890MやIntel Arc 140Tのような薄型ノート向けiGPUは、軽いゲームや日常用途で強い選択肢です。一方で8060Sは、もっとワークステーション寄りです。CPU、GPU、NPU、大容量メモリを1つのパッケージでまとめる設計なので、薄型PCや小型PCで重い作業をしたい人向けになります。
ゲーム性能も強いですが、8060Sをゲームだけで評価するのは少しもったいないです。
Radeon 8065Sは、Ryzen AI Max+ PRO 495に組み合わされる新しい統合GPUです。
AMDのRyzen AI Max PRO 400発表では、Ryzen AI Max+ PRO 495が16コア32スレッド、Radeon 8065S、45〜120W cTDP、最大55 TOPS NPU、40 Graphics CUs、最大192GBユニファイドメモリという構成で示されています。
ここで見るべきは、GPU名よりメモリです。
8060S世代の最大128GBでも十分に大きい。ですが、8065S世代は最大192GBまで広がり、グラフィックス用に最大160GBを使える構成が前提になります。AMDはこの160GB級の専用グラフィックスメモリ割り当てについて、4bit量子化の300B+パラメータ級モデルに触れています。
もちろん、これは「誰でも快適に300Bモデルを回せる」という意味ではありません。速度、ソフトウェア、ROCm対応、モデル形式、冷却、電力設定で実用感は変わります。
それでも、モデルをメモリに載せられるかどうかはローカルAIの入口です。8065S世代は、その入口をかなり広げます。
ベンチを回してみると話は変わってくる、という前提はあります。実機のTDP、冷却、メモリ速度で結果は変わります。
ただ、スペック上の差を見る限り、8065Sはゲーム向けに大きく跳ねる更新ではありません。40 CUというGPU規模は同じで、RDNA 3.5世代という点も変わりません。
ゲーム中心なら、比較対象は8065SではなくRTX Laptop GPUです。
| 用途 | 見るべき候補 |
|---|---|
| 価格を抑えてゲーム | RTX 4060 / RTX 4070 Laptop |
| DLSSやCUDA対応ゲーム | GeForce RTX Laptop |
| 薄型で軽いゲームも制作も | Radeon 8060S |
| 大容量メモリでAIも触る | Radeon 8060S / 8065S |
| 大規模ローカルLLMを本気で触る | Radeon 8065S世代 |
Radeon 8060Sは「強いiGPU」です。Radeon 8065Sは「よりAIワークステーション寄りのプラットフォーム」です。ここを混ぜると判断を間違えます。
ローカルAIでは、GPUの演算性能と同じくらいメモリ容量が効きます。
たとえば、RTX 4070 Laptopのような8GB VRAM機では、軽量な量子化モデルや小さめの画像生成なら現実的です。ただ、大きなLLMを余裕を持って触ろうとすると、VRAM容量が先に詰まります。
8060S世代は最大128GBのユニファイドメモリを持てるため、8GB VRAM級のノートとはまったく違う動き方ができます。AMD Ryzen AI Halo Developer Platformも、Radeon 8060S、128GBメモリ、ROCm、Windows/Linux対応を前面に出しています。
8065S世代は、そこからさらに192GBへ伸びます。ローカルLLM、複数モデルの検証、エージェント開発、画像生成、動画処理、3D制作を1台でまとめたい人には、この差がかなり効きます。
正直、ここはゲームの平均FPSより分かりやすい差です。
現時点で買える製品を重視するなら、8060S搭載機が現実的です。
日本ではASUS ROG Flow Z13のような8060S搭載機が分かりやすい選択肢になります。価格は高いですが、128GBメモリ構成を選べるなら、ローカルAIと制作を1台でまとめる機材として意味があります。
一方で、8065S世代はまだ待ちの段階です。AMDはRyzen AI Max PRO 400 Seriesについて、HPやLenovoなどのOEMパートナーから2026年第3四半期に提供予定としています。
判断はこうです。
| 状況 | 選び方 |
|---|---|
| 今すぐ開発機が必要 | 8060S搭載機 |
| 128GBで足りるモデルを触る | 8060Sでよい |
| 160GB級のVRAM割り当てが必要 | 8065S世代を待つ |
| 会社・研究室で導入する | PRO 400世代を待つ価値あり |
| ゲーム中心 | RTX Laptopも比較 |
8060Sは古くなったというより、8065Sによって役割がはっきりしました。8060Sは現行の高性能iGPU/ローカルAI入門ワークステーション。8065Sは、より大容量モデルを見据えた次世代ワークステーション寄りです。
Radeon 8060Sと8065Sの違いは、GPU名だけで判断しないほうがいいです。
どちらも40 CU級の強力なiGPUです。ゲーム性能だけなら、8065Sを待つ理由はそこまで強くありません。
本質はメモリです。8060S世代の最大128GBでも十分に大きい。でも8065S世代は最大192GB、最大160GB VRAM割り当てまで伸びます。ローカルAI、特に大きめのLLMやエージェント開発を考えるなら、この差は性能差以上に効きます。
今すぐ必要なら8060S。大規模ローカルAIを本気で見ているなら8065S。この切り分けが、2026年時点ではいちばん現実的です。
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